フラマ・シティ・センターの朝
6時頃起きた。
外に面した窓がないので、明るいのか暗いのかわからず、時間がわかりにくい。
あとでガイドブックを見たら、あろうことか「ほとんどの客室からチャイナタウンやシェントン・ウエイの景色が眺められる。特に夜景の美しさはなかなかのもの」とあった。
がっかり。
私たちは数少ない、景色の見られない客室に当たったみたいだ。
まあでも、部屋とベッドは広いし、きれいで快適だったので、景色が見られないことはそれほど不満ではなかったが(ほとんどホテルにいないし)。
とりあえず夕べ誰もシャワーを浴びずに寝てしまったので、子どもと一緒にお風呂に入った。
ここはちゃんと浴槽もついている。
そしてシャワーも別にある。
ただ外国ではこういう形が当たり前なのか、浴槽とシャワーが離れたところにあるのだ。
長細い浴室の端と端に。
外国の人たちはシャワーを浴びるのと、浴槽につかるのは別物と考えるのだろうか。
私にしてみれば、シャワーで体を洗った後、浴槽にゆっくりつかりたいので、こんなに離れているとちょっと不便だ。
しかも日本のお風呂と違って、全体が浴室という感じもないので、濡れた体でシャワーとお風呂の間を行き来するのもちょっと抵抗があるのだ。
真ん中にトイレもあるし。
とにかくそれはそれで置いといて、泡風呂にしたら子どもたち二人は大喜び。
家とはぜんぜん違った形の浴室にも妙に興奮し、朝から元気でご機嫌の二人だった。
それに加えて私も体調がすこぶるいい。
昨日も一日中ずっと移動しっぱなしだったりであんなに疲れ果てていたのに、夜ぐっすり寝たら、朝にはすっかり元気で快調になっていた。
やっぱり私は南国の空気が合うらしく、南国に来ると日本にいるよりも体調が良くなる。
シンガポール動物園へ!
用意を済ませ、朝食は摂らずに8時半頃ホテルを出て、シンガポール動物園に向かった。
朝食は動物園にあるレストランで摂る予定だ。
ホテルからタクシーに乗ったまでは良かったが、タクシーが出てすぐ、娘のサンダルを忘れたことに気づいた。
夫が抱っこしていたので気づかなかったのだ。
これは日本でもよくやる失敗。
慌てて運転手さんにホテルまで戻ってもらい、サンダルを持って再出発!無駄な時間とお金をつかってしまった。
とほほ。
タクシーは、両側が緑の木々に囲まれた道をずっと走っていく。
シンガポールは緑の美しい木々が本当に多く感じる。
30分くらい走ると、目的のシンガポール動物園に着いた。
タクシー代は28ドルくらい。
シンガポールは本当にコンパクトで、どこにでもタクシーで移動できるくらいだ。
私たちは子連れ旅行なので、このシンガポール動物園は、今回の旅行の一番のお楽しみでもある。
シンガポール動物園は広さも広いが、“世界でも類を見ない、檻や柵のないオープンシステムの動物園”ということで、日本とはまた違った動物園の楽しさが味わえそうなので、ぜひとも子どもたちを連れて行きたかったのだ。
入り口の目の前でタクシーを降り、いよいよ入場へ!入場のところから楽しそうな雰囲気が伝わってきて、子どもも大人もワクワク♪
入場料は、園内のトラムと船の乗車料も含んだものにしたので、大人一人25ドル、子ども(3〜12歳)一人16ドル。
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